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2024年12月

2024.12.23

収納って広いだけでは、ダメですか? ~収納について考えました~

 

   

今年の営業もあとわずか、一年って早いですね。

こんにちは、シエロホームの鈴木です。

 

静岡県三島市や長泉町の子育て世代のご家庭に「家づくりの考え方」をブログでお伝えしております。

ぜひ最後までお読みいただき、家づくりのご参考にしていただければと思います。

 
  

「収納はたくさん欲しい」と家を建てる誰もがお考えになりますが、かといって広い収納を増やせば床面積が増える、

それはコストアップに直結するため、安易に床面積を増やすことはしないほうがいいのかもしれません。

 

また、床面積を増やすにしても、利便性の良さから人気が高い「回遊動線」をつくってしまうと、

本来の収納力を半減させる可能性があるためその良し悪しを理解しておくことも大事な要素となってきます。

 

そんなわけで、ここからはコストを上げることなくよりたくさんの収納をつくる方法について

お伝えしていきたいと思います。

 
 

いわば、この知識は「図面を読み解く力」でもありますので、間取りを描いてもらうまでに

ぜひ身に付けておいていただくといいと思います。

 
  

まず、収納を考える上で必ず知っておいた方がいいことが、収納の分量は「床面積」ではなく

「壁面積」で考えないといけないということです。

 

例えば、間口91cm×奥行き91cmの収納と、間口182cm×奥行き45.5cmの収納は、

床面積は全く同じであるものの、棚の枚数が同じだとしたら、単純に物が置ける量が2倍違います。

 
それは間口の広さが違うからです。
 

もちろん、間口が91cmの収納は間口は半分であるものの奥行きが2倍あることから奥に詰めて物を置くようにすれば、

間口1m82cmの収納と同じだけモノが置けるということになります。

 

しかし、その収納は確実に使いにくいですよね。

(我が家にもあります、奥が深くて使いにくい収納

 

奥のものを取り出すためにいちいち手前のモノを取り出さないといけないし、

再び元の位置に戻す時も一手間作業が増えることになるからです。

 

かつ、奥には滅多に取り出さないモノを置くようになると思いますが、結果、

奥にあるモノを忘れてしまい滅多に使わないモノなのに「また同じモノを買う」・・

それが積み重なって、どんどん家の中にモノが蓄積されていくという残念な結果になってしまいます。

 
   

ですから、単純に床面積を広げるのではなくいかに壁面を有効活用出来るかまで考えながら

収納はつくった方がいいということになります。

 

なんといっても収納で最も大切なことは、「いかに管理がしやすいのか」ですからね。

 管理しやすい収納とは=「しまいやすくて」「取り出しやすい」

つまり、「使いやすい収納」ということになります。

 

とりわけ、リビング周辺は細々したモノが多くなることから、使いやすい収納をつくっておかないと

それが散らかる原因につながるし、ストレスの原因にもなりかねません。

  
 
行き過ぎた利便性
   
  
 

家の中をグルグルと回れる「回遊動線」は利便性がアップすることから非常に人気があるのですが、

実は「収納量が低下する」という大きなデメリットを秘めています。

通り抜け動線にするということは「=収納の壁が減る」ということだからです。

 

例えば、3帖のウォークインクローゼットをつくったとして、この収納を通り抜け出来ないどん詰まりの収納にした場合、

合計約5.5m分の壁を利用することが出来ます。

 

この部屋を通り抜け出来るようにしたら、使える壁の量が半分以下の2.6mにまで減ってしまいます。
 
廊下をつくることによって2方向の壁が使えなくなるからです。
 

そしてその結果、いざ暮らし出してみると思っていたよりもモノが収まらず困ったという状況に陥ってしまい、

それでは片付かないからと結局、通り道にモノを置いてしまい通り抜け出来なくなってしまう、

なんてことも決して珍しい話ではないと思います。

そんなわけで、過度な最短動線を追求する必要もないのかもしれません。

 
 

ここ三島市や長泉町では、選ぶ土地によっては平屋を建てることが出来るし、平屋にすればそれだけで

洗濯動線も短くなれば片付けや掃除だって楽になると思います。

 
もちろん土地の関係で平屋は難しくても、一部分だけ2階建てという選択肢もあります。
 
  
というわけなので、間取りを見る時には「いかに壁を有効活用出来ているか?」を見るようにしていただければと思います。
  
この図面の見方が出来るようになれば、「収納が足りないかも?」という不安を払拭しやすくなります。
  
 

また、結果余計なコストを払う必要がなくなるし、いざ暮らし出してみたら全く収納が足りなかったなんていう

最悪の事態を引き起こすことも間違いなくなくなるはずですから。

 

今回は収納のお話をさせて頂きました。

皆様の良い家づくりに繋がる情報であれば幸いです。

  

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また次回もよろしくお願いいたします。

2024.12.21

子供部屋って何処に作ればいいのかな? ~子供部屋の位置と広さと数量と~

   

こんにちは、今年もあとわずか、バタバタと年末の仕事に追われて、

なかなか風邪が治らない今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

シエロホームの鈴木です。

 

静岡県三島市や長泉町の子育て世代のご家庭に「家づくりの考え方」をブログでお伝えしています。

 

ぜひ最後までお読みいただき、家づくりのご参考にしていただければと思います。

 

 

「子供のために」という想いは、家を建てる大きな原動力の一つだと思います。

 

とはいえ子供は遅かれ早かれ家から出ていくことから、子育て期間中のことだけではなく、

子供が巣立った後まで考えた上で間取りをつくっておいた方がいいのではないでしょうか。

 

内装や設備は比較的簡単に変えられますが、使い勝手が悪くなったからといって間取りの変更をしようとしても

そう簡単には出来ないですし、費用もかなりかかりますよね。

 

というわけで、子供部屋に関してはそれぞれの想いもあると思いますが、最も合理的に考えた方が

いいスペースだというのが個人的な意見です。

 

 

まず考えていただきたいことが「子供部屋を2階につくること」が本当に正解なのかどうかということです。

 

子供部屋を2階につくった場合、子供が小さいうち(中学生になるまで)

自分の部屋を全くと言っていいほど使うことがないからです。

 

子供に限らず家族みんなが1日の大半を過ごすのはリビングダイニングキッチンだし、

子供たちが小さいうちはお母さんの近くから離れないでしょうし、寝るのも親と一緒ですからね。

 

結果、リビングやダイニングが子供たちのオモチャや服で散乱していくのではないでしょうか。

 

そして、1階にリビングとは別部屋か充分な収納が確保出来ていない場合、

子供のものを片付ける収納ボックスをリビングに置かざるを得なくなります。

 

すると生活感があふれてしまう上、狭苦しく掃除もしにくいリビングになってしまうのではないでしょうか。

(まるで昔の我が家・・)

 

以上のようなことが想定されることから、子供部屋の位置は2階でなくてもいいのかな?

とも考えたりするのです。

 

子供部屋を1階につくっておけば、自分の荷物は全て自分の部屋に片付けられるでしょうし、

親御さんが泊まりに来た時なんかもここを使ってもらえるし、やがて子供たちが出て行った後、

自分たちの寝室を動線の短い1階に移したり、趣味のお部屋にしたりと何かと便利に使えそうですね。

 

要するに、子供部屋は2階よりも1階につくっておいた方が使える幅が大なり小なり広がるだろうし、

ライフスタイルの変化に応じて使い分けがしやすい、というわけです。

 

コストに直結する広さと数量

 

続いて考えていただきたいことが、「広さ」と「数」についてです。

 

広さに関しては、寝室同様に

 

「何を置く予定なのか?」

 

から算出するのでいいのではないでしょうか。

 

仮に部屋とは別でクローゼットがあり、置くものがシングルベッドと机だけであれば、

内寸で2.6m×2.6mある4.5帖という広さで充分だと思います。

 

ハウスメーカーの住宅展示場や住宅会社のモデルハウスなどは、6帖でつくっている場合が多いです。

たとえ思春期を迎えたとしても部屋に篭りっきりにならずに寝る寸前までリビングで

一緒に過ごすことが多いと思うので、子供部屋に関してはそんなに広くつくる必要はなく

「自分の部屋がある」ということだけで充分だという認識でいいと思います。

 

冒頭でも申し上げましたが、遅かれ早かれ子供は家を出ていくでしょうし、その後の利用用途を考えてみても、

4.5帖もあれば充分でしょうしね。

 

数に関しても、必ずしも子供の人数に合わせて、つくる(つくっておく)必要はないかもしれません。

 

子供が自分の部屋を使い出すのは中学生になってからの可能性が高いし、

高校卒業と同時に家を出ていくとしたら1人で部屋を使う期間は最大6年なので、

兄弟姉妹の年齢差によっては使う時期が被らない可能性もあるからです。

 

というわけで、子供部屋を必ずしも人数分つくる必要はないし、どう考えてもつくらないといけないとしても

4.5帖という広さのまま増やすのではなく、「3.75帖」とか「3帖」という広さにすることを

検討した方がいいのではないかと考えています。

 

面積を広げれば広げるほど確実に家のコストは上がっていってしまいますしね。

 

いかがでしたか?

 

もちろん、子供部屋も寝室同様に予算的にゆとりがあるのであれば、

全然広げていただいても問題ないので、この意見も参考にしていただきつつ

考えてみていただければと思います。

 

では、次は「収納」についてお伝えしていきたいと思います。

 

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

また次回ブログでお会いしましょう。

2024.12.10

1階に和室って必要ですか? ~生活をイメージしながら間取りを考える~

 
   
   
朝晩が寒くなり、本格的に冬が来た!と思わせる季節となりました。
こんにちは、シエロホームの鈴木です。

静岡県三島市や長泉町の子育て世代のご家庭に「家づくりの考え方」をブログでお伝えしております。
ぜひ最後までお読みいただき、家づくりのご参考にしていただければと思います。

2階建てで、かつそれぞれの部屋を全て2階につくるとなると、1階にはリビングダイニングキッチン以外に
もう1つ部屋(和室)が必要とお考えの方が多くいらっしゃいます。
 
子供たちが小さいうちは子供たちの荷物置場として機能するし、親御さんが泊まりにきた時には
寝所として機能すると考えられるからです。

また、やがて自分たちが老後を迎え階段を上がるのが億劫になった時には、そこを寝室として使えるからです。
 
一方、平屋を建てるとしたら、この和室(もう一つの部屋)をつくらなくても特に問題ないのではないでしょうか。
子供部屋も寝室も収納も全てリビングダイニングキッチンと同じフロアに存在するからです。
 
つまり子供たちの荷物置き場は自分の部屋でいいし、親御さんが泊まることがあったとしても
子供部屋を使ってもらえばいいし、(広々つくるリビングに布団を敷いて寝てもらってもいいですしね)
階段が億劫になることもないからです。

何かを片付ける、何かを持って来る時、パタパタと階段を駆け上がる必要もなく、
動線がグンと短く、時短になること間違いなしですね。
 
そんなわけで、平屋にすればこの「客間」的存在の和室をカットすることが出来、その分コストがカット出来ます。
この部屋の広さを6帖だと仮定したら
価格に換算するとざっと200万円ぐらいですかね。
 
この金額は建築資材が高騰する今、とても大きなコストカットではないでしょうか。
 
また、InstagramなどのSNSの影響を受けてか、ここ数年「ランドリールーム」と言われる
いわゆる洗濯物のためだけの部屋をつくっている方もいらっしゃいます.

これもコストに直結するため本当に必要なのかどうかを冷静に考えた方がいいと考えています。
 
というのも、今やリビングダイニングキッチンは昔の家のように仕切りをつくらず一体となっていて、
かつキッチンが対面式になっていることが多いのですが、これはこうなっている方が「ながら作業」がしやすいからです。

キッチンで料理や洗い物をしながらダイニングで勉強する子供を見る。
リビングで遊ぶ子供を見ながらリビングで洗濯物をたたむ。
リビングで遊ぶ子供を見ながら中庭で洗濯物を干す。
 
共働きが当たり前となっている今は、この「ながら作業」がどの家庭でも当たり前ではないでしょうか。
 
忙しく時間が足りない日々の中で少しでも家族団欒の時間を増やしてくれる役割を果たしてくれるのが
この広々としたリビングダイニングキッチンです。
 
ゆえに、そんなに使用時間が長くない部屋をつくるために100万円以上のコストをかけるのは
勿体無いとも考えられますね。
  
 
寝室の広さの算出方法   
   
    
ハウスメーカーの展示場や住宅会社のモデルハウスなどを見学すると、見栄えを考えてか
寝室が無闇矢鱈に広くつくられています。
 
それどころか、寝室に書斎のようなコーナーすら設けられています。
ですが、正味の話をすると寝室に広さは必要ないのではないでしょうか。
 
寝る寸前までリビングで過ごすでしょうし、起きたらすぐにリビングに行くからです。
 
要するに、寝室は実質「寝る時」だけしか使わないからです。
 
また、寝室の近くには必ずといっていいほど大型収納をつくると思いますが、こうする理由は寝室に
荷物を起きたくないからではないででしょうか。
 
今は昔のようにタンスもなければお母さん専用の化粧ドレッサーを持ち込む方も少ないのでは?
 
かつ、テレビも薄型になったため場所を取らなくなったし、スマホやタブレットがあれば
そもそも寝室にテレビをつける必要もないかもしれません。
 
そんなわけで、寝室は必要最低限の広さでつくるのがベターじゃないかと考えています。
具体的には、置くベッドのサイズと個数が分かればそれに見合う広さにするという感じです。
 
仮にセミダブルベッドを2台並べて置くとしたら、

1.2m×2.0mが2台並ぶのでベッドに必要な寸法が2.4m×2.0m、
これを置くのにちょうどいい広さは3.51m×2.6mの内寸がある6帖という感じです。

もちろん、これでは狭いなと感じられた方は広げていただくしかないのですが、
広げれば当然コストも上がることになるので、それも考慮した上でご判断いただければと思います。
 
では、今回はここまでにして次回は「子供部屋」について考えていきたいと思います。
  
今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
 

また次回のブログでお会いしましょう。 

2024.12.04

プチリフォームしました ~シャワーヘッド~

    

朝晩が冬らしい寒さになってきましたが、

週末から更に冷え込むそう、本格的な冬支度が必要ですね。

こんにちは、 シエロホームの鈴木です

    

さて、私事ですが・・・シャワーヘッドを新しくしました !

  

少し前から、シャワーヘッドとホースの間から

ジャバジャバと水漏れするようになりまして、

髪を洗うのは、水圧がなく水量も少ない

お風呂洗いに至っては、汚れをシャワーで流す前に、私が濡れてしまう・・

  

築20年以上、よく頑張りましたとのことで、汚れがついて落ちないホースと一緒に

シャワーヘッド交換することにしました。

「この前、展示会で比較的お安いのあったよ」と取り寄せてもらい

工具がないので、監督にお願いして交換。

   

「ウルトラファインバブル」を含んだ、サイクロンバブルミストシャワーの洗浄力と

「浄水」による髪や肌へのやさしさを兼ね備えたシャワーヘッド・・ 「キレイスト」

    

 

    

だそうで使ってみたら・・ 

おー!クレンジングクリームがすっごくよく落ちる!!!

今まで、洗面器のお湯でばしゃばしゃと落としていましたが、

手は全く必要なし

シャーと顔面を流すだけで、お・・落ちる・・!

めんどくさがりの私でも、簡単、あっという間でした。

お風呂タイムが楽しみになりましたね (^^♪

   

そして、お家の中の物が小さくても新しくなるのは、やはりうれしい

ピカピカのシャワーヘッドを見るたびに、少しニヤリとする私です。

   

皆様、ご不便なところありませんか? プチリフォーム、いかがでしょうか?

シャワーヘッドのお取替え、おすすめです

   

      

私たちシエロホームは三島・長泉・沼津を中心に家づくりのお手伝いをしております。設計・デザイン・構造、全てを兼ね揃えた家にこだわるのはもちろん、無理のない価格を目指すという家づくりの思いは、お客様と同じです。

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